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ニット編み機への想い




なぜいつもあのニットメーカーさんを思い出すと涙が出るのか。


あのいつもニコニコしていた笑顔が忘れられないこと。


仕事はすごい大変で、無理ばっかり押し付けていた

アパレル側サイドにいた自分。

でも、こちらの要求に応えようと努力していてくれたこと

無理なデザイン、柄を依頼しているのに

手横編み機でできることの限界もあることも知っていたけど

それを何とかして形にしてくれていた


その深い思いには、彼自身がその仕事を心から楽しんでいた

難しい柄、デザインにより一層仕事に力が入る、

それをまさに楽しんで、いつも応えてくれていました。

ニットサンプルを納品する時の嬉しそうな表情が

忘れられません。持ってくるとその場で広げて

説明してくれました。


休みもほとんど取らず、夜も遅くまでやっていたことも

知っています。

サンプルを作るのに通常1週間かかるようなことも

数日で会社まで何時であろうが届けてくれました。


ファッションショーに誘った時、

そんな場にこんな私がいくと、髭ツラのおじさんが

場に似合わないなどと言って

ショーには見に来ず、あとの展示会に来てくれました。

その時は嬉しそうに自分の作品のニットを眺めていました。



その想いの深いニットメーカーさんは他に出会ったことがなく、

また一緒にお仕事がしたいとずっと思っていました。


そして、6年前自分で会社を始めて、ようやく

また一緒に仕事ができるかもと思ってご連絡した時、

彼は闘病生活になっていて、もう病院から

出られない状態だと聞きました。


あともう1年でも早かったら、お会いしてまた

思い出話と共に、お話ができたかもしれなかったと思うと

とても後悔しました。


ニット手横編み機での深いところで繋がっていた方と

お会いできたこと

これが今の私の原動力になっていたことに

気づきました。







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