今回はちょっとイギリスニットの話
とは逸れていますが、
大好きなイギリスBBCの番組のお話しです
ご存じの方も多いかもしれないのですが
もし、まだみていない方に
とってもおススメなのです♪
【Sewing bee 】ソーイングビー
これはシリーズ化されて、シーズン7まであります。
日本ではAmazonプライムで
視聴出来ますよ
“bee”は「皆でわいわいと何かを行う集まり」を指し、
家庭洋裁の黄金期であった
1950年代のイギリスでは各地で盛んに
“sewing bee”(縫いもの会、裁縫の集い)が
行われていたことにちなんでつけられた番組名。
この番組は縫製のコンテスト番組で
イギリス国中から集められた縫製アマチュア。
10人ほどが毎週1、2人ずつ脱落していく挑戦者たち。
審査員のパトリックグラントは
オーダーメイド、名門高級紳士服の
サヴィルローのデザイナー
とシーズンにより変わりますが ファッション芸術大学などの先生など。
毎週テーマに沿った課題を縫製技術や見栄えなどの
観点から審査。
この番組の合間で放送される
服飾に関わるイギリスの歴史も
絡めて伝えてくれるのも
とーーても興味深いところです!!
さらに、このコンテストで皆さんが
ライバルとしてというより、
最高の仲間になっていくのも素敵で、
毎回最後には感動モノ。
課題の中で、限られた時間内に製作するのですが
途中、間違いをしたり、分からなくなったりするとき
助け合う様子もあり、
何よりも挑戦者全ての人が共通しているのが
本当に裁縫が大好きだというところ。
お互いを尊敬し、学んで、
成長していく番組なのですーー。
そして、真剣な中にも楽しんでいる姿、
限られた時間を最大限に使って、
精一杯作る様子は裁縫好きだけでなく
多くの人に心打たれるシーンがいっぱいです。
毎回の課題も面白くて、時には時代を遡ります。
1950年代の各家庭にミシンが
テレビのようにありました、高級品にもかかわらず
飛ぶように売れたのです。
戦時中に数百万の人が、分割払いで
ミシンを購入し女性に職を与えました。
作った服を売って、女性たちは自立し
新しい世界が開けたのです。
そんな時代の古いミシンを使い、
1930年の型紙を読み解いて、製作する。
過去の縫製方法は附属品も
違いファスナーがなかったり
その時代の工夫で洋服が仕上げられています。
過去の時代から、学ぶことも多いですよね。
それぞれの挑戦者の名セリフが
いつも印象的です。
一番尊敬しているのはシーズン3に出てきた
ローナ(Lorna Monje) です。
彼女は、ソーイングビー出演後、
2016年に亡くなっており、
非常に悲しい出来事でした。
このシーズンの彼女の勇敢で
本当にポジティブな姿で、
困難な状況でも自分を信じて、
いつも楽しそうに
柔軟な発想で切り抜け、きちんと仕上げます。
毎回見るたび、いつも感心します!
いくつになってもチャレンジする
生き生きとしたソーイングビーの挑戦者に
共感しまくりです^^
現在はシーズン4までしか見れないので
日本でも続編が観れることを
心待ちにしています!!
ぜひ、ご覧くださいねーー
(イメージ出典)
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